2015年12月18日金曜日

今年最後の観望会 2015/12/18

芥川高校天文部の活動もいよいよ今年最後となりました。
今年最後の観測の対象は月面Xです。

月面Xは上弦の月の頃、ヴェルナークレーターのあたりに、
Xの地形が見えるというものです。

観測開始前は広い範囲に雲が広がっていて、
観測条件の悪さが気になりましたが、
月面xの出現予想がされていた18時頃になると次第に雲が晴れてきました。
最初の方は動きの早い雲が月のあたりを通り過ぎていましたが、
観測後半になるにつれ、晴れ間が広がり月以外の星も楽しめました。

肝心の月面xは望遠鏡2台で導入し、Vixen ED81Sはカメラを接続し、
直焦点撮影とビデオ撮影を行いました。
C8は倍率を変えながら、肉眼で月面xの様子を観察。
現在、一番焦点距離が短いアイピースが今年購入した4mmで、
C8につけると倍率は約500倍。
あっという間に視野から外れていきますが、
細かい部分まで確認することができました。

<本日の一枚>
真ん中より少し左下のところ明暗の境界あたりに
月面xが見えています。



















今回は初の動画記録もあげておきます。
10秒ほどの切り出しです。


2015年12月14日月曜日

ふたご座流星群観望会 2015/12/14

夕方の西の空に細い月が残るもののその後、
月明かりのない中で極大を迎えるということで、
今年のふたご座流星群は前後10年間でも最良の観測条件。

流星群観測ということで見学希望者も含めて屋上に上がりました。
流星の観測をしやすいように断熱シートなどを敷いて準備は万端。
芥川高校近辺は高槻市街地の明かりを始め流星観測には不利な立地ですが、
明るい流星が流れるのを期待しながら、空を見上げます。

屋上で寝転がって、星空を見上げながら仲間たちと語らうというのも、
流星観測の楽しみの一つかもしれません。

観測時間をあまり長く取れなかったため、流星観測にしては早い時間帯での
活動になりましたが、なんとか1つは明るい流星を確認することができました。


2015年12月11日金曜日

久々のプラネタリウム 2015/12/11

テスト明け初の観測は新月を狙っての観測のはずでしたが、
一面雲に覆われてしまい、しばらく様子を見ても晴れる気配がなかったので
地学教室に戻って久しぶりにプラネタリウムの投影を行いました。

プラネタリウムは部屋を真っ暗にするために部屋を閉め切ってしまうので、
空調のきかない地学教室では秋・冬でないとなかなか厳しいところがあります。
冬場は日が暮れるのも早く観測もしやすくなりますが、
プラネタリウム投影もやりやすい時期です。
もう少し、体制が整えばプラネタリウムを公開するというのもアリかもしれません。

プラネタリウムの投影では普段学校の屋上では見られないような暗い星座も
たくさん見ることができるのでは、また違った楽しみがあります。

屋上で観測するときにはほとんど話題に上らないきりん座が、
プラネタリウムになると真っ先に発見されたり、
不思議なことも起こります。